Last Updated on 2023年11月12日 by admin
東京で出張したときのことです。仕事も終わり、マッサージに逝こうと店を訪れました。最近よくある1時間3000円くらいの安いところでした。すぐにできるとのことで入ったのですが、安い=腕が悪いと言わざるをえない店でした。
余計に疲れがたまった気もして、ホテルに戻りました。このまま寝るのは嫌だとホテルの案内を見ていると夜中まで受付している出張マッサージを見つけ、すぐに電話。かなり高齢の男性マッサージ師が部屋にきました。この道40年だそうで、これは期待できると思いました。
見た目は細い感じの方なのですが、どこにそんな力があるんだと思ってしまうほどの力の強さで揉みほぐしていきます。少し痛かったくらいですが、たるんだマッサージを受けた後だったのでちょうどいいかと思いました。
とくに頭皮マッサージが得意らしく、髪の毛にもいいから多めにやってあげるよとかなりの時間をしていただきました。頭のマッサージはかなりすっきりします。とくに目の疲れにもいいので、視力が悪い私には快適でした。
ちょっと無愛想で堅そうな方でしたが、腕は確かでした。この辺りにくることがあれば、また頼みたいなと思う程、腕がある年配のマッサージ師でした。
東京についての感想
東京と一言で言っても実に広い範囲を指すわけで、奥地の方は奥多摩の山岳部のような土地もありますし、逆に誰もが思い浮かべるのが新宿や渋谷などといった大都市部でしょう。地図上では東京都は本当にちっぽけなものですが体感する実際の東京はとてつもなく広大な土地のように感じられるのは不思議なものです。
東京の面白いところは、生粋の東京人という人たちの割合は実は非常に低いということでしょう。ほとんどが地方から上京してきた人たちの寄せ集めの街なのです。東京という最先端の文化やファッションがもてはやされているといっても都会を忙しく往来する人たちのほとんどは地方出身なので、そんな人たちがその最先端カルチャーを発信している原動力になっているのではと考えることがあるのです。
東京自体は、変化が激しく多様性のある大都会ですが、その変化は地方からの人たちによって支えられているのだと思うと、やはり今後もどのように変化していくのかがとても興味があり、そんな流れの中に自分自身も身を置いて一緒になって東京という巨大都市を作り上げていく達成感を味わいたいという気持ちにもなります。地方人がいつの日か立派な東京人に成長するエネルギーが東京という街を日々動かしているのです。